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2026.06.11
昨日の米国市場は、米5月消費者物価指数(CPI)が前年比4.2%と2023年4月以来の高い伸びとなった一方、市場予想とおおむね一致したことで、CPIそのものへの反応は限定的だった。もっとも、米国とイランを巡る緊張やハイテク株の売りが重しとなり、主要株価指数は下落した。ダウ工業株30種平均は49,918.78ドルで前日比1.87%安、S&P500種は7,266.99で1.62%安、ナスダック総合は25,169.50で1.98%安となった。為替市場ではドルが方向感を探るなか、ドル円は160.50円付近で推移している。160.00円台では日本当局による円買い介入への警戒感が残りやすく、同水準を維持できるかが目先の焦点となりそうだ。
欧州市場は、米国とイランの緊張再燃や原油高への警戒感が残るなか、株式市場が小幅に下落した。STOXX600は618.17で前日比0.08%安となり、4営業日続落した。ドイツではエネルギー価格上昇を背景に景気下振れへの警戒も意識され、DAXは約1%下落した。一方、本日はECB理事会を控えており、市場では0.25ポイントの利上げが見込まれている。ユーロドルは1.15ドル台半ば、ポンドドルは1.33ドル台後半で推移しており、ユーロドルはECBの声明やラガルドECB総裁の会見を受けて、1.15ドル台を維持できるかを見たいところだ。
本日の指標は、18:00に南アフリカの1-3月期経常収支、20:00にトルコ中銀政策金利、21:15に欧州中央銀行(ECB)政策金利、21:30に米国の5月生産者物価指数(PPI)とコアPPI、米前週分新規失業保険申請件数、21:45にラガルドECB総裁の定例記者会見が予定されている。米PPIは前月比0.7%、前年比6.4%が見込まれており、CPIに続いてインフレ圧力を確認する材料となりやすい。NY時間は米PPIを受けたドル円の160円台維持と、ECB理事会後のユーロの反応を見極めたい。
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