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米PPIでドル円、カナダ中銀会合でカナダドルの反応を見極める展開

米PPIでドル円、カナダ中銀会合でカナダドルの反応を見極める展開

米PPIでドル円、カナダ中銀会合でカナダドルの反応を見極める展開

2026.07.15

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今後の主な経済指標

  1. 1 米国6月卸売物価指数(PPI)
  2. 2 カナダ銀行政策金利

昨日の米国市場は、米6月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで利上げ警戒が後退し、S&P500種とナスダック総合が上昇した。ダウ工業株30種平均は52,508.66ドルで前日比0.02%高、S&P500種は7,543.89で0.38%高、ナスダック総合は26,107.01で0.90%高となった。米CPIは前月比-0.4%、コアCPIは前月比横ばいとなり、米2年債利回りとドルの上値を抑えた。一方、ウォーシュFRB議長は議会証言で、1回の指標だけでインフレ抑制を判断するには不十分との見方を示しており、年内利上げ観測は残っている。為替市場では、ドル円が162円付近で推移しており、円は弱い地合いが続いている。本日は米PPIとベージュブックを控え、ドル円が162円台を維持できるかを見極めたい。

欧州市場は、米CPIの鈍化を受けて米利上げ観測がやや後退し、株式市場は小幅に上昇した。STOXX600は642.1ポイントで前営業日比0.2%高となり、朝方の下落分を取り戻した。素材株は金属価格の上昇を受けて2.4%高、石油・ガス株も原油高を背景に1.3%高となった一方、旅行・レジャー株は1.3%安となり、中東情勢と高止まりする原油価格が相場の重しとして意識された。為替市場では、ユーロドルは1.14ドル台前半、ポンドドルは1.34ドル台前後で推移している。本日はユーロ圏5月鉱工業生産が予定されており、欧州時間は景気指標を受けてユーロドルが1.14ドル台を維持できるかを見たいところだ。

本日の指標は、18:00にユーロ圏5月鉱工業生産、20:00に米国MBA住宅ローン申請指数、21:30に米国7月ニューヨーク連銀製造業景気指数と6月卸売物価指数(PPI)、カナダ5月製造業出荷と卸売売上高、22:45にカナダ銀行政策金利、23:00にウォーシュFRB議長発言、27:00に米地区連銀経済報告(ベージュブック)が予定されている。米PPIは前月比0.0%、前年比6.2%、コアPPIは前月比0.3%、前年比5.2%が見込まれており、前日のCPI鈍化を受けた米金利低下の流れが続くかが焦点となる。カナダ銀行は政策金利を2.25%に据え置くとの見方が多く、声明文を受けたカナダドルの反応にも注意したい。NY時間は米PPIとウォーシュFRB議長発言、ベージュブックを受けた米金利とドル円の反応に加え、カナダ中銀会合後のカナダドルの動きも見極めたい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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