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英中銀会合と米PCEでポンド・ドルに動意か

英中銀会合と米PCEでポンド・ドルに動意か

英中銀会合と米PCEでポンド・ドルに動意か

2026.07.30

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今後の主な経済指標

  1. 1 イングランド銀行(BOE)政策金利
  2. 2 6月米個人消費支出(PCE)デフレーター

昨日の米国市場は、ダウ平均が2.19%、S&P500が1.52%、ナスダック総合指数が1.74%下落した。FOMCは政策金利を3.50~3.75%に据え置いたが、12人の投票メンバーのうち3人が0.25ポイントの利上げを主張した。ウォーシュFRB議長は2%の物価目標達成を重視する姿勢を示したものの、今後の政策について明確な方向性を示さず、米長期金利は上昇した。また、AI関連投資の収益性や設備投資負担への警戒から、ハイテク株への売りも続いた。ドル指数は0.45%低下し、ドル円は163.35円付近まで下落した後、30日アジア時間は163円台半ばで推移している。163.00円付近が下値支持、164.00円付近が上値抵抗として意識されそうだ。

欧州市場は、STOXX600が0.3%下落し、645.01ポイントで取引を終えた。フランスの高級ブランド関連企業で決算後の値動きが分かれ、高級品セクターは2.4%安となった。一方、中東情勢の緊張を背景に原油価格が上昇し、エネルギー株は2.2%高となった。ポンドドルはBOEの政策判断を控えて1.3290ドル付近で小動きとなった後、30日アジア時間には1.3340ドル台へ持ち直している。1.3350ドル付近を上回れるかが上値の焦点となる一方、下値では1.3300ドル付近を維持できるか見極めたい。

本日の指標は、20:00にイングランド銀行が政策金利と金融政策委員会(MPC)議事要旨を発表する。政策金利は3.75%での据え置きが予想され、7対2で据え置きを決定するとの見方が中心だ。21:00にはベイリーBOE総裁の記者会見とドイツの7月消費者物価指数(CPI、速報値)、21:30には米国の4-6月期実質GDP速報値、6月PCEデフレーター、前週分新規失業保険申請件数が予定されている。米GDPは前期比年率2.0%前後、PCEデフレーターは前年比3.7%、コアPCEは前月比0.2%、前年比3.3%が予想されており、英中銀会合後のポンドの振れと、米指標後のドル円が163.00~164.00円のどちらへ向かうか注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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