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英・カナダ小売売上高で通貨の反応を探る展開

英・カナダ小売売上高で通貨の反応を探る展開

英・カナダ小売売上高で通貨の反応を探る展開

2026.06.19

NEW

今後の主な経済指標

  1. 1 英国5月小売売上高
  2. 2 カナダ4月小売売上高

昨日の米国市場は、米イラン暫定合意を巡る安心感と半導体株高が支えとなり、主要株価指数は上昇した。ダウ工業株30種平均は51,564.70ドルで前日比0.14%高、S&P500種は7,500.58で1.08%高、ナスダック総合は26,517.93で1.9%高となった。インテルがアップルとの米国内半導体生産協力を発表したことで半導体関連株に買いが入り、フィラデルフィア半導体株指数も大きく上昇した。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の利上げ観測を背景にドルは底堅く、ドル円は161円台前半まで上昇している。160.00円台後半から161.00円付近では日本当局による円買い介入への警戒感が残りやすく、ドル高基調が続くかを見極めたい。

欧州市場は、米FOMC後の利上げ観測を受けた米金利上昇が重しとなり、株式市場が下落した。STOXX600は前営業日比0.3%安となり、5営業日続伸から反落した。英国ではイングランド銀行(BOE)が政策金利を3.75%で据え置き、MPCでは7対2で据え置きが支持された。BOEはインフレ圧力への警戒を残しつつも、足元のエネルギー価格低下や需要の弱さを踏まえ、追加利上げを急がない姿勢を示した。為替市場では、ドル高の影響を受けてポンドドルは1.32ドル台前半、ユーロドルは1.15ドル台前半で推移している。本日は英国5月小売売上高が予定されており、ポンドが下げ止まるかを見たいところだ。

本日の指標は、08:01に英国6月GfK消費者信頼感調査、08:30に日本の5月全国消費者物価指数(CPI)、08:50に日銀・金融政策決定会合議事要旨が発表された。日本の全国CPIは前年比1.5%、生鮮食品を除くコアCPIは前年比1.4%、生鮮食品・エネルギーを除く指数は前年比1.8%となった。今後は15:00に英国5月小売売上高、ドイツ5月生産者物価指数(PPI)、21:30にカナダ4月小売売上高が予定されている。英国小売売上高は前月比0.5%増、カナダ小売売上高は前月比0.6%増が見込まれており、欧州時間はポンド、NY時間はカナダドルの反応を見極めたい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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