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BOE据え置き観測と米指標でドル高の持続力を見極める展開

BOE据え置き観測と米指標でドル高の持続力を見極める展開

BOE据え置き観測と米指標でドル高の持続力を見極める展開

2026.06.18

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今後の主な経済指標

  1. 1 イングランド銀行(BOE)政策金利発表
  2. 2 米国6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

昨日の米国市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が3.50-3.75%に据え置かれた一方、年内利上げの可能性が意識されたことで、主要株価指数は下落した。米5月小売売上高は前月比0.9%増と市場予想を上回り、コア小売売上高も0.7%増となったことから、米景気の底堅さと金融引き締め観測を支える材料となった。為替市場ではドル買いが強まり、ドル指数は前日に0.85%上昇して3月31日以来の高水準を付けた。ドル円は一時160.70円台まで上昇し、日本当局による円買い介入への警戒感が再び強まっている。160.00円台を維持する一方、上値では介入警戒が重しとなりやすく、NY時間の米指標を受けた方向感を見極めたい。

欧州市場は、昨日発表された米FOMCと本日のイングランド銀行(BOE)政策金利発表を控え、金融政策を巡る思惑が意識された。英国では5月消費者物価指数(CPI)が前年比2.8%と前回から横ばいとなり、予想された3.0%上昇を下回ったことで、BOEの利上げ観測はいったん後退した。英国株は鉱業株などが支えとなり、FTSE100は10,508.61で前日比0.14%高となった。為替市場では、FOMC後のドル高を受けてユーロドルは1.15ドル台前半、ポンドドルは1.33ドル台前半で推移している。本日のBOE政策金利は3.75%で据え置きが見込まれており、声明文やMPC議事要旨を受けてポンドの上値が重くなるかを見たいところだ。

本日の指標は、16:30にスイス国立銀行(SNB)政策金利、17:00にユーロ圏4月経常収支、18:00にユーロ圏4月建設支出、20:00にイングランド銀行(BOE)政策金利発表と英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨、21:30に米国の前週分新規失業保険申請件数、前週分失業保険継続受給者数、6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、23:00に米国5月景気先行指標総合指数、29:00に米国4月対米証券投資が予定されている。BOE政策金利とMPC議事要旨では今後の利上げ余地、NY時間は米雇用関連指標とフィラデルフィア連銀指数を受けたドルの反応を見極めたい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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