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米ADP雇用統計とISM非製造業景況指数に注目

米ADP雇用統計とISM非製造業景況指数に注目

米ADP雇用統計とISM非製造業景況指数に注目

2026.06.03

NEW

今後の主な経済指標

  1. 1 米国5月ADP雇用統計
  2. 2 米国5月ISM非製造業景況指数

昨日の米国市場は、AI関連株への買いが相場を支えた一方、中東情勢を巡る警戒感が重しとなり、主要株価指数は小幅高で取引を終えた。ダウ工業株30種平均は51,307.79ドルで前日比0.45%高、S&P500種は7,609.90で0.13%高、ナスダック総合は27,093.90で0.03%高となった。半導体関連株には買いが入り、フィラデルフィア半導体株指数も大きく上昇した。一方、米4月雇用動態調査(JOLTS)では求人件数が761.8万件へ増加し、労働市場の底堅さも意識された。為替市場では、中東情勢の緊張を背景にドルが底堅く推移し、ドル円は160.00円付近、ユーロドルは1.16ドル台前半で推移している。ドル円は160.00円台で日本当局の円買い介入への警戒感が強まりやすく、158円台後半が下値支持として意識されやすい。

欧州市場は、テクノロジー株の上昇が支えとなり、株式市場が上昇した。STOXX600は625.34で前日比0.7%高となり、テクノロジー株指数が大きく上昇した。AI需要への期待を背景に半導体関連株が買われた一方、ユーロ圏5月消費者物価指数(HICP)速報値が前年比3.2%へ加速したことで、欧州中央銀行(ECB)の追加利上げ観測も意識された。ユーロドルは1.16ドル台前半で推移しており、1.16ドル付近を維持できるかが焦点となりそうだ。本日はフランス、ドイツ、ユーロ圏、英国のサービス業PMI改定値が発表されるため、欧州景気の鈍化懸念と物価高への警戒がユーロやポンドの方向感にどう影響するか見極めたい。

本日の指標は、16:50にフランスの5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値、16:55にドイツの5月サービス部門PMI改定値、17:00にユーロ圏の5月サービス部門PMI改定値、17:30に植田和男日銀総裁の発言と英国の5月サービス部門PMI改定値、18:00にユーロ圏の4月生産者物価指数(PPI)、20:00に米国のMBA住宅ローン申請指数、21:15に米国の5月ADP雇用統計、21:30にカナダの第1四半期労働生産性指数、22:45に米国の5月サービス部門PMI改定値と5月総合PMI改定値、23:00に米国の5月ISM非製造業景況指数と4月製造業新規受注、27:00に米地区連銀経済報告(ベージュブック)が予定されている。特にADP雇用統計とISM非製造業景況指数は、週末の米雇用統計を前に米景気と労働市場の強さを確認する材料となりやすい。NY時間は米指標を受けて、ドル円が160.00円付近を明確に上回るのか、介入警戒から上値を抑えられるのかに注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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