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2026.06.01
前営業日の米国市場は、米国とイランを巡る停戦延長への期待が支えとなり、主要株価指数がそろって上昇した。ダウ工業株30種平均は前日比0.72%高、S&P500種は0.22%高、ナスダック総合は0.21%高となり、S&P500種は9週連続の上昇となった。米国とイランの停戦延長や海上輸送制限の解除に向けた協議進展への期待から原油価格は下落し、インフレ懸念の後退も投資家心理を支えた。一方、週明けは中東情勢への警戒感が再び意識され、原油価格が反発する場面も見られている。為替市場ではドルが小幅に持ち直し、ドル円は159円台半ばから後半、ユーロドルは1.16ドル台半ばで推移している。ドル円は160.00円付近が上値抵抗、158円台後半が下値支持として意識されやすい。
欧州市場は、5月29日に中東情勢の緊張緩和期待を受けて小幅に上昇した。STOXX600は626ポイント台で取引を終え、月間でも上昇を確保した。原油価格の下落は欧州企業にとってコスト面の安心材料となった一方、ユーロ圏主要国の物価上昇率がECB目標を上回る状態が続いており、欧州金利への警戒感は残っている。ユーロドルは1.16ドル台半ばで推移しており、1.16ドル付近を維持できるかが焦点となりそうだ。本日はフランス、ドイツ、ユーロ圏、英国の製造業PMI改定値が相次いで発表されるため、欧州景気の底堅さとユーロ、ポンドの反応を見極めたい。
本日の指標は、15:30にスイスの4月実質小売売上高、16:00にスイスの第1四半期GDPとトルコの第1四半期GDP、16:30にスイスの5月製造業PMI、16:50にフランスの5月製造業PMI改定値、16:55にドイツの5月製造業PMI改定値、17:00にユーロ圏の5月製造業PMI改定値、17:30に英国の5月製造業PMI改定値、18:00にユーロ圏の4月失業率、22:45に米国の5月製造業PMI改定値、23:00に米国の5月ISM製造業景況指数と4月建設支出が予定されている。特に米ISM製造業景況指数は米景気の底堅さ、欧州PMIはユーロ圏景気の回復力を確認する材料となりやすい。NY時間は米製造業指標を受けて、米金利とドル円の方向感を見極めたい。