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2026.05.29
昨日の米国市場は、米国とイランの停戦延長を巡る報道が支えとなり、S&P500種とナスダック総合が終値ベースで過去最高値を更新した。ダウ工業株30種平均は50,668.97ドルで前日比0.05%高、S&P500種は7,563.63で0.58%高、ナスダック総合は26,917.47で0.91%高となった。米4月PCEデフレーターは前年比3.8%と3年ぶりの高い伸びとなり、第1四半期GDP改定値も年率1.6%増へ下方修正されたが、AI関連株やヘルスケア株への買いが相場を下支えした。為替市場では円安が進み、ドル円は159円台後半まで上昇した。160.00円付近では日本当局の円買い介入への警戒感が意識されやすく、158円台後半が下値支持として機能するか注目したい。
欧州市場は、中東情勢を巡る不透明感が重しとなり、株式市場が下落した。STOXX600は625.11で前日比0.5%安となり、金融株や保険株を中心に売りが出た。一方、米国とイランが停戦延長と交渉開始で合意に近づいたとの報道を受け、下げ幅を縮小する場面もあった。原油価格は一時上昇したものの、その後は伸び悩み、エネルギー価格を通じたインフレ圧力への警戒感は残っている。ユーロドルは1.16ドル台前半で推移しており、1.16ドル付近を維持できるかが焦点となりそうだ。本日はドイツCPI速報値やベイリー英中銀(BOE)総裁の発言を受けて、ユーロやポンドの方向感を見極めたい。
本日の指標は、15:45にフランスの第1四半期GDP改定値、4月消費支出、5月消費者物価指数(CPI)速報値、16:00にスイスの5月KOF景気先行指数、16:55にドイツの5月失業者数と5月失業率、18:20にベイリー英中銀(BOE)総裁の発言、19:00に日本の外国為替平衡操作の実施状況、21:00にドイツの5月CPI速報値、南アフリカの4月貿易収支、21:30にカナダの第1四半期GDP、3月月次GDP、4月卸売在庫、22:45に米国の5月シカゴ購買部協会景気指数が予定されている。ドイツCPIはユーロ圏の物価見通し、カナダGDPはカナダドルの方向感を左右しやすい。NY時間は米シカゴ購買部協会景気指数も確認しながら、ドル円が160.00円付近で上値を抑えられるか注目したい。