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延期されていた米・個人所得の結果に注目か

延期されていた米・個人所得の結果に注目か

延期されていた米・個人所得の結果に注目か

2025.12.05

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今後の主な経済指標

  1. 1 米・個人所得
  2. 2 米・ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】

昨日の米国市場は、ドル円は154.507と11月17日以来の安値を付けた後、米10年債利回りが4.11%前後まで上昇幅を広げたことで155.144まで上昇した。一方、米労働省が11月29日までの週の新規失業保険申請件数を発表。結果は2万7,000件減の19万1,000件と、2022年9月以来の低水準。市場予想22万件を大きく下回り、労働市場に悪化の兆しが見られないことを示した。ただ、強い数字にもかかわらずドル買いは一時的にとどまった。

欧州市場は、S&Pグローバルが11月の英建設業PMIを発表。結果は39.4となり、2020年5月以来の低水準を記録した。土木、住宅、商業の各分野で建設活動が大幅に落ち込み、政府予算案発表を控えた不透明感から顧客が投資判断を先送りしたことが影響した。一方、EU統計局が公表した10月のユーロ圏小売売上高は、市場予想通り前月比で横ばいとなった。

本日の指標は、16:00に独・製造業受注、英・ハリファックス住宅価格、16:45に仏・鉱工業生産、22:30に加・失業率、24:00に米・個人所得、米・ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】が予定されている。延期されていた米・個人所得の結果に注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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