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2025.02.20
昨日の米国市場は、日銀の高田創審議委員が仙台市で講演し、先月の追加利上げ後の金融政策について「ギアシフトを段階的に行う視点が重要」と述べ、さらなる利上げの必要性を示唆した。これを受け、市場では日銀の早期追加利上げ観測が強まり、円買いが優勢となった。さらに、欧米株価の下落に伴うリスク回避の動きも加わり、ユーロ円・ポンド円は今週の安値を更新した。
欧州市場は、英・統計局が1月の消費者物価指数(CPI)を発表。結果は市場予想(2.8%)を上回り前年同月比3.0%上昇と、前月から0.5ポイント拡大。2024年3月以来10カ月ぶりの高水準となった。統計局は上昇加速の要因として、航空運賃の下落が予想より小幅だったこと、自動車燃料・食品の値上がりを挙げた。私立学校授業料への課税強化も影響した。この結果は、イングランド銀行(英中央銀行)の今後の金融政策に影響を及ぼす可能性がある。
本日の指標は、9:30に豪・失業率、22:30に米・新規失業保険申請件数、24:00に米・景気先行指数、28:30に米・バーFRB副議長の発言、翌7:30に豪・ブロックRBA総裁の発言が予定されている。円買いユーロ売りが継続するか注目したい。