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英国の消費者物価指数に注目か

英国の消費者物価指数に注目か

英国の消費者物価指数に注目か

2025.02.19

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今後の主な経済指標

  1. 1 英・消費者物価指数
  2. 2 米・FOMC議事録公表

昨日のオセアニア市場は、オーストラリア準備銀行(RBA)が、政策金利を0.25%引き下げ、4.1%とした。利下げは2020年11月以来4年3カ月ぶりで、コロナ禍後のインフレ鈍化を受けた措置となる。総選挙を控える与党・労働党にとって追い風となる可能性がある。その後、ブロックRBA総裁は「インフレに対する勝利宣言はまだできない」と発言したことで豪ドル買いがやや優勢となり、豪ドル円は96.778まで上昇した。

欧州市場は、英・国立統計局(ONS)が2024年第4四半期の賃金上昇率を発表。結果は市場予想と一致し前年比5.9%上昇と、昨年2~4月以来の高い伸びとなった。景気低迷にもかかわらず、イングランド銀行(BOE)が追加利下げを慎重に見極める要因が改めて明確になった。ベイリー総裁は「今回の統計が景気見通しを大きく変えるものではなく、予想より若干低かった」と指摘した。

本日の指標は、10:00にNZ・RBNZ政策金利&声明発表、10:30に日・高田日銀審議委員の発言、11:00にNZ・オアRBNZ総裁の記者会見、16:00に英・消費者物価指数、28:00に米・FOMC議事録公表が予定されている。英・消費者物価指数の結果に注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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