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2025.07.16
昨日の米国市場は、米労働省が6月の消費者物価指数(CPI)を発表。結果は前年比2.7%上昇と、前月の2.4%や市場予想(2.6%)を上回り、4カ月ぶりの高水準に。トランプ政権の関税強化がインフレ加速に影響した可能性も指摘された。この結果を受け、市場では7月の米連邦準備理事会(FRB)会合での利下げ見送り観測が強まった。一方、米10年債利回りが4.48%台まで上昇するとドル買いが活発化し、ドル円は149.024まで上昇。約3カ月半ぶりの高値を付けた。
欧州市場は、欧州経済センター(ZEW)が7月の独・景気期待指数を発表。結果は52.7と、前月の47.5から上昇し市場予想(50.3)も上回った。現況指数もマイナス59.5と、前月のマイナス72から大幅に改善。ZEWのワムバッハ所長は「前向きな心理が定着しつつある」とコメント。一方、VP銀行のギッツェル氏は、政府の減税・歳出策や欧州中央銀行(ECB)の利下げが消費者信頼感を支えていると指摘した。
本日の指標は、15:00に英・消費者物価指数、21:30に米・生産者物価指数、22:15に米・鉱工業生産、23:30に米・週間原油在庫が予定されている。米・生産者物価指数の結果に注目したい。