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月末の手仕舞い決済の値動きに注意か

月末の手仕舞い決済の値動きに注意か

月末の手仕舞い決済の値動きに注意か

2025.01.31

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今後の主な経済指標

  1. 1 日・東京都区部消費者物価指数
  2. 2 米・個人所得

昨日の米国市場は、米労働省が1月25日までの新規失業保険申請件数を発表。結果は前週比1万6,000件減の20万7,000件となり、市場予測(22万8,000件)を下回った。就職の機会減少がある中、一時解雇(レイオフ)が低水準にとどまっていることを示唆する結果となった。一方、金/米ドルは最高値を更新。リスク回避の動きが進んでいる。

欧州市場は、欧州中央銀行(ECB)は中銀預入金利を0.25%引き下げ2.75%とすることを決定。4会合連続の利下げとなった。トランプ米大統領の高関税政策による欧州経済の混乱懸念の中、景気下支えを優先した形だ。ECBは声明で「経済は依然逆風に直面しているが、金融引き締めの影響は薄れ、需要は回復する」と指摘。昨年6月に4年9カ月ぶりの利下げを決定して以降、急速に引き下げを進めており、2%のインフレ目標が視野に入る一方、欧州経済の弱含みは続いている。

本日の指標は、8:30に日・東京都区部消費者物価指数、9:30に豪・第4四半期生産者物価指数、22:00に独・消費者物価指数、22:30に加・GDP、米・個人所得、米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。月末の手仕舞い決済の値動きに注意したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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