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欧・ラガルドECB総裁の発言に注目か

欧・ラガルドECB総裁の発言に注目か

欧・ラガルドECB総裁の発言に注目か

2024.10.16

今後の主な経済指標

  1. 1 英・消費者物価指数
  2. 2 欧・ラガルドECB総裁の発言

昨日の米国市場は、NY連銀が10月の製造業景気指数を発表。結果は-11.9と、9月の11.5から予想外のマイナスに転落し、5月以来の最低水準となった。この結果を受けてドル売りが強まり、ドル円は149.279から148.993まで下落。一方、サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁はニューヨーク大学で講演。「9月のFOMCでの利下げ決定後も、金融政策が引き続きインフレ圧力の抑制に効果を発揮している」と述べた。

欧州市場は、英・国立統計局(ONS)の発表によると、6-8月期の賃金上昇率は前年同期比4.9%と、2022年6月以来約2年ぶりの低水準となり、市場予想と一致した。民間部門の賃金伸び率も5%から4.8%に鈍化し、インフレ圧力の緩和が示唆された。求人数は3万4,000件減少し、労働市場の冷え込みが強まった。一方、失業率は4.0%に改善。この状況を受け、イングランド銀行が11月の追加利下げを行う見方が強まっている。

本日の指標は、10:30に日・安達日銀審議委員の発言、15:00に英・消費者物価指数、21:15に加・住宅着工件数、27:40に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。欧・ラガルドECB総裁の発言に注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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