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2024.10.17
昨日の米国市場は、米労働省が9月の輸入物価指数を発表。結果は市場予想と一致し、前月比0.4%下落し、2023年12月以来の最大の下落率となった。エネルギー製品や食品価格の低下が主な要因。この結果はインフレ見通しが緩やかになることを示しており、米連邦準備理事会(FRB)が利下げ方針を支持する内容となった。発表後、ドル円は149.172から149.477まで上昇。
欧州市場は、英国立統計局(ONS)が9月の消費者物価指数(CPI)を発表。結果は前年同月比で1.7%上昇し、前月の2.2%から大幅に鈍化した。CPIの伸び率が2%を下回るのは2021年4月以来3年5カ月ぶりで、イングランド銀行(BOE)の目標を下回った。航空運賃やガソリン価格の下落が主な要因とされ、インフレ圧力の緩和が示唆される。これを受け、市場ではBOEが来月に利下げを実施するとの観測が高まっている。
本日の指標は、9:30に豪・失業率、21:15に欧・ECB政策金利&声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・小売売上高、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、24:00に米・週間原油在庫が予定されている。欧・ECB政策金利の発表内容に注目したい。