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2025.06.17
昨日の米国市場は、NY連銀が6月の製造業景気指数を発表。結果は-16.0と、5月の-9.2から予想外に悪化し、3月以来の低水準となった。ただ、先行きに明るい兆しも見られ、6カ月先の景況見通し指数は23ポイント以上の急上昇を記録。これはコロナ禍後の経済回復初期以来、約5年ぶりの大幅な改善となり、短期悪化と長期期待が混在する内容となった。
欧州市場は、英・不動産サイトのライトムーブが6月の新規売却住宅の希望価格を発表。結果は前月比0.3%下落となり、6月としては2011年以来の大幅な下げ。前年同月比では0.8%上昇にとどまり、2023年8月以来の鈍い伸びとなっている。一方、「イランが敵対行為緩和のため、イスラエルおよび米国との協議を求めている」との報道を受け、市場ではリスク回避の巻き戻しが進行。これにより、「株安・原油高・ドル高」の買い戻しの動きからユーロドルは一時1.16144まで上昇した。
本日の指標は、正午前後に日・BOJ政策金利&声明発表、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、18:00に独・ZEW景況感調査、21:30に米・小売売上高が予定されている。日・BOJ政策金利が予定通り据え置きとなるか注目したい。