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米・FOMC政策金利が据え置きとなるかどうか注目か

米・FOMC政策金利が据え置きとなるかどうか注目か

米・FOMC政策金利が据え置きとなるかどうか注目か

2025.06.18

NEW

今後の主な経済指標

  1. 1 米・FOMC政策金利
  2. 2 英・消費者物価指数

昨日の米国市場は、米商務省が5月の小売売上高を発表。結果は市場予想(0.7%減)を下回り、前月比0.9%の減少。自動車販売の落ち込みが主因。一方、イスラエルとイランの軍事衝突激化によりリスク回避姿勢が強まり、米株は下落。ドル円は「有事のドル買い」で145.379まで上昇した。なお、トランプ大統領がSNSでイランに「無条件降伏」を要求し、爆撃は望まないとしつつも強硬姿勢を示した。

アジア市場は、日銀は政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.50%程度で据え置くことを全会一致で決定。国債買い入れも2026年4月以降継続し、四半期あたりの減額幅を現在の4,000億円から2,000億円に縮小する方針を示した。景気は「一部に弱さはあるが緩やかに回復」と評価し、海外経済も通商政策の影響を受けつつも成長と分析。物価は過去の輸入物価や食料品高の影響が今後薄れると見ている。

本日の指標は、15:00に英・消費者物価指数、21:30に米・新規失業保険申請件数、27:00に米・FOMC政策金利&声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。米・FOMC政策金利が予定通り据え置きとなるか注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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