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2025.12.09
昨日の欧州市場は、独・連邦統計局が10月の鉱工業生産を発表。結果は前月比1.8%増と予想を大きく上回ったものの、エコノミストは「依然として構造的な逆風が強く、景気回復には至らない」と指摘。一方、ECBのシュナーベル専務理事が「次の動きが利上げとの見方に異論はない」と発言したことでユーロは一時1.16720まで上昇。その後、NY市場では米長期金利上昇を背景にユーロ売り・ドル買いが優勢となり、1.16163まで反落した。
アジア市場は、日・内閣府が25年7~9月期の実質GDP改定値を発表。結果は前期比0.6%減となり、速報値から下方修正された。年率換算では2.3%減で、6四半期ぶりのマイナス成長。背景にはトランプ米政権による高関税政策の影響がある。なお、青森県東方沖で震度6強の地震が発生し津波警報も出たことで一時的に円買いが進み、ドル円は155.389まで下落したが、反応は限定的だった。
本日の指標は、12:30に豪・RBA政策金利&声明発表、13:30に豪・ブロックRBA総裁の記者会見、18:00に日・植田日銀総裁の発言、24:00に米・JOLTS求人、28:10にNZ・ブレマンRBNZ総裁の発言が予定されている。日・植田日銀総裁の発言に注目したい。