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米国ISM製造業景況指数の結果に注目か

米国ISM製造業景況指数の結果に注目か

米国ISM製造業景況指数の結果に注目か

2025.11.03

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今後の主な経済指標

  1. 1 米・ISM製造業景況指数
  2. 2 加・マックレムBOC総裁の発言

先週末の米国市場は、ローガン米ダラス連銀総裁は「今週は金利据え置きを望んでいた」「12月の追加利下げは難しい」と発言。シュミッド米カンザスシティー連銀総裁も「経済の勢いが続き、インフレが依然高水準のため利下げは適切でない」と述べた。一方、ウォラーFRB理事は「最新データは12月の利下げを正当化している」と発言し、政策判断を巡る意見の分かれが鮮明となった。

欧州市場は、欧州連合(EU)統計局が10月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値を発表。結果は市場予想と一致し、前年比2.1%上昇。前月の2.2%からわずかに減速した。インフレ率はECB目標の2%付近にとどまり、経済が安定的に推移していることを示した。為替市場では、ユーロ円の月足は円安の影響で昨年7月の高値を上回る終値を記録した一方、ユーロドルの月足は大きな陰線を記録した。

本日の指標は、9:30に豪・住宅建設許可件数、16:30にスイス・消費者物価指数、24:00に米・ISM製造業景況指数、27:30に加・マックレムBOC総裁の発言、28:00に米・クックFRB理事の発言が予定されている。日本は祝日で休場。米・ISM製造業景況指数の結果に注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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