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2025.08.21
昨日の米国市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が7月FOMC議事録を公表。関税強化の影響は不透明としつつ、多くの参加者が雇用悪化懸念よりインフレ上振れリスクを重視する姿勢を示した。一方、トランプ大統領が住宅ローン不正疑惑のクックFRB理事に「辞任すべき」と発言したことで、政権によるFRBへの圧力が意識され、ドル売りが先行。また、米国株相場の失速に伴うリスク回避の円買いも加わった。
欧州市場は、英・国立統計局(ONS)が7月消費者物価指数(CPI)を発表。結果は前年比3.8%上昇と6月の3.6%から加速し、2024年1月以来の高水準となった。市場予想(3.7%)も上回り、インフレ圧力の強さが示された。一方、米長期金利の低下を背景にユーロ買い・ドル売りが先行したものの、市場では「ジャクソンホール会議を控えており、積極的に上値を追うのは限定的」との見方が出ており、上値は重たい展開となった。
本日の指標は、16:30に独・製造業PMI【速報値】、17:00に欧・製造業PMI【速報値】、17:30に英・製造業PMI【速報値】、21:30に米・新規失業保険申請件数、22:45に米・製造業PMI【速報値】が予定されている。各国のPMIの結果に注目したい。