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日・10年債入札結果に注目か

日・10年債入札結果に注目か

日・10年債入札結果に注目か

2025.06.03

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今後の主な経済指標

  1. 1 日・10年債入札
  2. 2 日・植田日銀総裁の発言

昨日の米国市場は、米供給管理協会(ISM)が5月の製造業PMIを発表。結果は48.5と、6カ月ぶりの低水準に低下。3カ月連続の悪化となり、市場予想の49.3も下回った。関税の影響でサプライヤーからの納入が遅延し、一部で供給不足の懸念が浮上している。一方、レビット米ホワイトハウス報道官が、トランプ大統領と中国の習主席が今週協議する可能性が高いと発言したこと、さらに「米政府が一部の中国製品に対する関税適用停止措置を8月31日まで延長する」との報道も伝わったことで、ドルの買い戻しが進んだ場面もあった。

欧州市場は、イングランド銀行が4月の住宅ローン承認件数を発表。結果は6万0463件となり、市場予想の6万3,000件を下回った。前月の件数が不動産購入に対する税制優遇措置の終了前による駆け込み需要で大幅に増加していたことから、その反動で件数が予想以上に減少した格好。

本日の指標は、10:30に豪・第1四半期経常収支、豪・RBA議事録公表、12:35に日・10年債入札、16:50に日・植田日銀総裁の発言、18:00に欧・消費者物価指数、23:00に米・JOLTS求人が予定されている。日・10年債入札結果に注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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