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米株小幅高と欧州銀行株安、ECB後に方向感変わるか

米株小幅高と欧州銀行株安、ECB後に方向感変わるか

米株小幅高と欧州銀行株安、ECB後に方向感変わるか

2026.10.29

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今後の主な経済指標

  1. 1 ECB政策金利発表
  2. 2 米7~9月期GDP速報値

昨日の米国市場は、FOMCが政策金利を3.75~4.00%で据え置く中、主要3指数がそろって小幅に上昇した。NYダウは0.19%高の52,475.10、S&P500は0.28%高の7,743.98、ナスダック総合は0.27%高の26,549.85で終了した。半導体株指数は1.8%上昇し、AI関連投資への期待が引き続き株価の支えとなった。一方、FOMCは10対2で据え置きを決定し、2人は利上げを主張。米金利は上下に振れ、ドルの上値も抑えられた。

欧州市場は、STOXX600が0.07%高とほぼ横ばいだったが、スペインIBEX35は銀行決算を嫌気して1.45%下落した。大手銀行サンタンデールの株価下落が重しとなった一方、ドイツ銀行は好決算で約4%上昇し、個別銘柄の明暗が分かれた。英国では予算案が発表されたものの、ポンドの反応は比較的小幅にとどまった。ユーロドルは1.1113ドルまで下落する場面があったものの、1.1154ドル付近で取引を終え、ECB政策決定を前に追加利上げの可能性が焦点となっている。

本日の指標は、19:00にユーロ圏10月経済信頼感と消費者信頼感の確定値が公表され、経済信頼感は97.5が予想される。21:30には米9月PCE価格指数と7~9月期GDP速報値が発表され、物価と成長の両面が注目される。さらに22:15にECBの政策金利、22:45にラガルドECB総裁の会見が予定される。ECBの据え置きが見込まれる中、今後の物価見通しとフランス国債市場への言及がユーロの動きを左右するか見極めたい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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