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欧州株高でもユーロ軟調、FOMCで反転するか

欧州株高でもユーロ軟調、FOMCで反転するか

欧州株高でもユーロ軟調、FOMCで反転するか

2026.10.28

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今後の主な経済指標

  1. 1 ドイツ11月GFK消費者信頼感調査
  2. 2 米FOMC政策金利発表

昨日の米国市場は、AI関連銘柄の買いが主要株価指数を押し上げ、S&P500は0.60%高の7,722.60、ナスダック総合は1.18%高の26,477.81となった。一方、NYダウは0.03%高の52,377.57と小幅高にとどまった。AI半導体を巡る企業間取引への期待が大型テクノロジー株を支えた一方、指数構成銘柄の多くは下落し、買いは一部に集中した。米10年債利回りは5%前後で横ばいとなり、ドル円は157円台後半まで上昇した。FOMCを控え、金利と株価の反応が焦点となる。

欧州市場は、企業決算と原油安を追い風にSTOXX600が0.47%高となったが、英国FTSE100は0.75%安と方向が分かれた。英国の大手銀行HSBCが業績面で市場の期待に届かず、同行株が5%超下落して指数を押し下げた。一方、欧州のハイテク株指数は約2%上昇した。フランスの消費者信頼感指数は予想85に対して80となり、2013年以来の低水準を記録。ユーロドルは1.112ドル付近へ下落しており、株高でもユーロ買いは限定的だった。

本日の指標は、09:30に豪州の9月CPIが前年比4.3%と公表され、10:00にはNZ中銀が2.75%での政策金利据え置きを決めた。欧州時間には16:00のドイツ11月GFK消費者信頼感調査が予定され、予想はマイナス30.9となっている。NY時間は22:45のカナダ中銀政策金利に加え、27:00のFOMC政策金利発表、27:30のウォーシュFRB議長会見が最大の焦点だ。米欧の景気不安と金融政策の違いがドルやユーロの方向を左右するか注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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