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2025.09.05
昨日の米国市場は、米ADPリサーチ・インスティテューが8月全米雇用報告を発表。結果は民間雇用者数が5.4万人増と市場予想(6.5万人増)を下回った。一方、米供給管理協会(ISM)が発表した8月の非製造業総合指数は52.0と前月50.1から改善。市場予想(51.0)を上回ったが、労働市場の緩和で雇用は低調が続いている。なお、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁はこの日の講演で「経済が自身の予想通り推移すれば、政策金利の段階的な引き下げが正当化される」との見解を示した。
欧州市場は、S&Pグローバルが8月の英・建設業PMIを発表。結果は45.5と、8カ月連続で節目の50を下回り、20年以降で最長の低迷が続いた。なお、7月は44.3と約5年ぶりの低水準だった。S&Pグローバルのムーア氏は「住宅・土木建設活動の大幅減少が低調さの主因」と指摘。ユーロドルとポンドドルは米雇用統計発表を控え様子見姿勢が強く、一方向の動きは限定的だった。
本日の指標は、15:00に英・小売売上高、18:00に欧・第2四半期GDP【確報値】、21:30に加・失業率、米・雇用統計、23:00に加・Ivey購買部協会指数が予定されている。米・雇用統計の結果に注目したい。