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為替介入への警戒感が残る相場の動きに注意か

為替介入への警戒感が残る相場の動きに注意か

為替介入への警戒感が残る相場の動きに注意か

2024.07.15

今後の主な経済指標

  1. 1 米・NY連銀製造業景気指数
  2. 2 米・パウエルFRB議長の発言

先週末の米国市場は、米・労働省が6月の生産者物価指数(PPI)を発表。結果は市場予想(0.1%)を上回り、前月比0.2%上昇だった。一方、7月のミシガン大学消費者信頼感指数速報値も発表され、市場予想(68.5%)を下回り、66.0という結果だった。また、トランプ前大統領が演説中に撃たれたというニュースが飛び込んできた。本日からの相場にどれだけの影響が出るか注視したい。

欧米市場は、仏・国立統計経済研究所(INSEE)が6月の欧州連合(EU)基準の消費者物価指数(CPI)を発表。結果は前年同月比2.5%の上昇となり、5月の2.6%から若干鈍化した。なお、仏・消費者物価指数(CPI)の結果は市場予想通りの前月比0.1%の上昇だった。仏は総選挙後、次期首相を見つけるという難題に直面している。今月末にパリオリンピックが控える中、政治的混乱を払拭できるかどうか注目が集まる。

本日の指標は、18:00に欧・鉱工業生産、21:30に米・NY連銀製造業景気指数、25:30に米・パウエルFRB議長の発言、29:35に米・サンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されている。日本市場は祝日のため休場。為替介入への警戒感が残る相場の動きに注意したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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