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2025.07.28
先週末のアジア市場は、日・総務省が7月の東京都区部CPI(生鮮食品除く)を発表。結果は110.5と前年同月比で2.9%上昇。6月の3.1%からは伸び率は縮小したが食品価格高騰が響き高止まりした。一方、市場では30~31日の日銀会合で追加利上げは見送られるとの観測が強まった。また、石破首相続投方針への反発から、自民党両院議員総会開催に必要な署名が集まったとの報道で政局流動化への警戒が強まり、円売りが先行した。
欧州市場は、英・国立統計局が6月の小売売上高を発表。結果は前月比0.9%増と、5月の大幅減から一部回復したが、市場予想の1.2%増には届かなかった。高温の影響で飲料や燃料の販売が伸びたが、インフレ加速により家計は圧迫され、貯蓄増の動きもみられる。一方、独・IFO経済研究所が7月の業況指数を発表。結果は88.6と前月から改善したが、市場予想(89.0)を下回り、回復の鈍さが続いている。IFO所長は「ドイツ経済の回復は依然として鈍い」と指摘した。
本日の指標は、19:00に英・CBI流通取引調査、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数が予定されている。FOMCが控える中、ドル売りの流れが継続するか注目したい。