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日・BOJ政策金利が据え置きとなるか注目か

日・BOJ政策金利が据え置きとなるか注目か

日・BOJ政策金利が据え置きとなるか注目か

2025.05.01

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今後の主な経済指標

  1. 1 日・BOJ政策金利
  2. 2 米・ISM製造業景況指数

昨日の米国市場は、米商務省が2024年1~3月期の実質GDP速報値を発表。結果は前期比年率0.3%減となり、市場予想(0.3%増)に反してマイナス成長となった。関税発動を前にした企業の駆け込み輸入が響いたとみられる。一方、「米国が中国と関税交渉で接触」との報道を受け、ダウ平均は一時780ドル超下落から反発しプラス圏へ。ドル円も買い戻しが入り、143.186まで上昇した。

オセアニア市場は、豪統計局が1~3月期のCPIを発表。結果は市場予想(0.8%)をやや上回り、前期比0.9%上昇だった。電気代の大幅上昇が影響した。一方、コア指数は前年比で3年ぶりの低水準となり、5月20日の追加利下げを示唆する結果となった。市場は米国の関税措置などによる世界経済の減速懸念を背景に、25bpの利下げを完全に織り込んでいる。ただし、CPIが予想を上回ったことで、年内5回の利下げという強気な見方はやや後退した。

本日の指標は、10:30に豪・貿易収支、正午前後に日・BOJ政策金利&声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、23:00に米・ISM製造業景況指数が予定されている。日・BOJ政策金利が予定通り据え置きとなるか注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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