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月初めの値動きを注視か

月初めの値動きを注視か

月初めの値動きを注視か

2024.09.02

今後の主な経済指標

  1. 1 豪・住宅建設許可件数
  2. 2 欧・製造業PMI

先週末の米国市場は、米商務省が7月の個人消費支出(PCE)価格指数を発表。結果は市場予想と変わらず前月比0.2%の上昇だった。一方、ミシガン大学が8月の消費者信頼感指数調査を発表。結果は世帯の1年後のインフレ期待は2.8%と、2020年12月以来の低水準となった。ドル円の週足は陽線で終えているものの、75SMAの下に位置している。ただ、月足は20SMAの上で終えたこともあり、しばらくは方向感がはっきりしない相場となることが想定される。

欧州市場は、欧州連合(EU)統計局がユーロ圏20カ国の8月の消費者物価指数を発表。結果は前年同月と比べて2.2%の上昇。一方、英・中央銀行が7月の住宅ローン承認件数を発表。結果は市場予想(6万500件)を上回り、6万1,985件だった。月足を見るとユーロドルは75SMAに弾かれた形となり、ポンドドルは2023年7月1週目の高値をローソク足の実体で抜けることはできなかった。

本日の指標は、10:30に豪・住宅建設許可件数、16:50に仏・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に英・製造業PMIが予定されている。米と加は祝日で休場。月初めの値動きを注視したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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