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月末日の指標ラッシュによる乱高下に警戒か

月末日の指標ラッシュによる乱高下に警戒か

月末日の指標ラッシュによる乱高下に警戒か

2024.07.31

今後の主な経済指標

  1. 1 日・日銀政策金利
  2. 2 米・FOMC政策金利

昨日の米国市場は、米労働省が6月の雇用動態調査(JOLTS)を発表。結果は市場予想(805万人)を上回り、818.4万人だった。発表後、ドル円は上昇するも、本日付けで財務官に就任する三村氏が「為替市場の動きは絶え間なく注視している」と発言。また、日銀が追加利上げ検討しているというニュースが流れたことを受け、再び円買いの流れとなり152.643まで下落した。

欧州市場は、独・連邦統計庁が第2四半期の国内総生産(GDP)を発表。市場予想(0.1%増)を下回り、0.1%減と予想外のマイナス成長となった。第1四半期に景気後退(リセッション)を回避したが、インフレ圧力の緩和にもかかわらず、景気が上向いていないことが浮き彫りとなった。発表後、ユーロドルは1.08160から1.08308まで上昇するもその後は下落している。

本日の指標は、10:30に豪・消費者物価指数、正午前後に日・日銀政策金利&声明発表、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、18:00に欧・消費者物価指数、27:00に米・FOMC政策金利&声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。月末日の指標ラッシュによる乱高下に警戒したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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