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日銀の金融政策決定会合の内容を注視か

日銀の金融政策決定会合の内容を注視か

日銀の金融政策決定会合の内容を注視か

2024.07.30

今後の主な経済指標

  1. 1 欧・第2四半期GDP
  2. 2 米・JOLTS求人

昨日の欧州市場は、英・中央銀行が6月の住宅ローン承認件数を発表。結果は市場予想(6万400件)を下回り5万9,976件と、1月以来の低水準だった。住宅ローン金利は利下げ観測を背景に低下し始めているが、住宅購入の拡大にはまだつながっていないことが浮き彫りとなった。発表後、ポンド円は197.103から196.833まで下落、ポンドドルは1.28184から1.28080まで下落。しかし、その後は両者とも反発上昇している。

アジア市場は、日・日銀が実施した定例の国債買い入れオペ(公開市場操作)が需給の緩みを示唆する結果ではなかったことから、債券買いが入った。日銀は本日から2日間、金融政策決定会合を開き、国債の買い入れを減らす具体的な計画を決めるとともに、物価や賃金の動向を踏まえ追加の利上げについて議論する。また、昨日のドル円は陽線で終えている。

本日の指標は、10:30に豪・住宅建設許可件数、18:00に欧・第2四半期GDP、21:00に独・消費者物価指数、22:00に米・S&P/ケース・シラー住宅価格指数、23:00に米・JOLTS求人、米・消費者信頼感指数が予定されている。日銀の金融政策決定会合の内容を注視したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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