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2024.07.22
先週末の米国市場は、米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が発言。「新型コロナウイルス禍前に金利の中立水準が低下した長期トレンドはまだ続いている」との考えを示した。ドル円の週足は3週連続で陰線となっているが、下落の勢いは次第に衰えてきている。調整下落がどこで止まるか慎重に見極めたい。金/米ドルの週足は長い上ヒゲの陰線で終えているものの、依然として上昇圧力は強い。ビットコイン/米ドルは先週から上昇の勢いが増している。
欧州市場は、英・国立統計局(ONS)が6月の小売売上高を発表。結果は市場予想(-0.4%)を下回り、-1.2%だった。過去2年間の高インフレが個人消費の重しとなっていることが明らかとなった。このことが利下げ観測を強める要因となり、今後ポンドの売り圧力が高まるきっかけになる可能性がある。発表後、ポンドドルは1.29236から1.29155まで下落。
本日の指標は、7:45にNZ・貿易収支、21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数が予定されている。今週25日、26日に開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議において、日・鈴木財務相が過度な円安に対して懸念を表明する予定となっているため、クロス円の値動きを注視したい。