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米・CPIとFOMCでの急騰急落に注意か

米・CPIとFOMCでの急騰急落に注意か

米・CPIとFOMCでの急騰急落に注意か

2024.06.12

今後の主な経済指標

  1. 1 米・消費者物価指数(CPI)
  2. 2 米・FOMC政策金利

昨日の米国市場は、米財務省が10年債入札を実施。債券需給の引き締まりが意識され、債券に買いが入り、10年債利回りが低下した。一方、米株式市場では米国債入札が好調だったことを受け、S&P500指数とアップルは最高値を更新した。また、ドル円は変わらず本日のCPI・FOMCの様子見が続いており、157円付近のレンジとなっている。

欧州市場は、英・政府統計局が失業率を発表。結果はエコノミストの予想(4.3%)を上回り4.4%に上昇。2021年7~9月以来の高水準となった。英国立統計局(ONS)は「労働市場が冷え込む兆しを引き続き示している」とした。7月4日に総選挙が控える中、イングランド銀行(英中央銀行)が夏の終わりまでに利下げを開始する可能性が残された。指標発表を受け、ポンドドルは1.27401から1.27209まで下落。

本日の指標は、10:10頃に日・日銀国債買い入れオペ、15:00に英・GDP、21:30に米・消費者物価指数(CPI)、27:00に米・FOMC政策金利、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見、28:15に加・マックレムBOC総裁の発言が予定されている。米・CPIとFOMCでの急騰急落に注意したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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