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政府閉鎖解除後、初の米・雇用統計の結果に注目か

政府閉鎖解除後、初の米・雇用統計の結果に注目か

政府閉鎖解除後、初の米・雇用統計の結果に注目か

2025.11.20

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今後の主な経済指標

  1. 1 日・小枝日銀審議委員の発言
  2. 2 米・雇用統計

昨日の米国市場は、米取引終了後、エヌビディアの予想超え決算が伝わり、株価指数先物が上昇すると、円売り・ドル買いが進んだ。一方、米労働省は「10月雇用統計は発表せず、11月分と合わせて12月16日に公表」と発表。FOMC前に雇用データを得られないことで12月利下げ観測が後退した。さらに、10月FOMC議事要旨で「年内据え置きが適切」との見方が多数だったこともドル買い材料に。フェドウオッチでは12月利下げ予想が50.1%→33.6%へ低下し、据え置き予想は66.4%へ上昇した。

欧州市場は、英・国立統計局(ONS)が10月消費者物価指数(CPI)を発表。結果は市場予想と一致し前年比+3.6%と、9月の+3.8%から低下。5月以来の鈍化で、12月利下げ観測が強まった。一方、米の10月雇用統計の発表中止や10月28~29日のFOMC議事要旨を受けて利下げ後退の思惑が広がると、ユーロドルは1.15177まで下落した。

本日の指標は、10:30に日・小枝日銀審議委員の発言、22:30に米・雇用統計、米・新規失業保険申請件数、23:30に米・バーFRB理事の発言が予定されている。政府閉鎖解除後、初の米・雇用統計の結果に注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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