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2025.04.08
昨日の米国市場は、ハセット米NEC委員長の「トランプ大統領が中国を除く全関税を90日間停止検討している」との報道を受け、米長期金利が大幅に上昇。ダウ平均は1,700ドル超の下落から反発し890ドル超上昇し、ドル円は一時148.148まで上昇した。しかしホワイトハウスがこの報道を否定した。一方、トランプ大統領はSNSで「中国が追加関税を撤回しなければ50%課す」と警告。日・石破首相との電話会談では自動車や農業に関する貿易不満を表明した。
欧州市場は、伊外相がEUの対米報復関税の発動を4月30日まで延期させる可能性に言及した。また、EUは一部米製品への関税徴収を来週から開始すると発表。加盟国は報復ではなく交渉による撤廃を希望することで合意した。さらに、フォンデアライエン欧州委員長が「米に工業製品の関税ゼロを提案した」と述べたことが相まって、市場のリスク回避姿勢が後退。リスク回避の巻き戻しが進んだ。
本日の指標は、8:50に日・貿易収支、10:30に豪・NAB企業景況感指数、23:00に加・Ivey購買部協会指数、27:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されている。ユーロ買い・円売りが継続するか注目したい。