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2025.03.20
昨日の米国市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を2会合連続で据え置くことを決定。最新の金利見通しでは年内の利下げ回数を2回とし、昨年12月の想定を維持した。一方、今年の経済成長率見通しは下方修正し、インフレ率は上振れを予測。トランプ政権の高関税政策が景気に及ぼすリスクへの警戒感を示した。その後、パウエル議長は記者会見で、政権の動向を念頭に「見通しの不確実性は異常に高まっている」と強調した。
アジア市場は、日銀は金融政策決定会合で、政策金利の現状維持を全員一致で決定。声明では、トランプ米政権の関税政策や各国の対抗措置が経済・物価に及ぼす影響をリスク要因とし、日本の経済・物価を巡る不確実性が依然高いと指摘。その後、植田和男総裁は会見で、国内の賃金や物価は1月の利上げ決定時より「やや強め」としつつ、世界経済の不確実性は増していると発言。政策判断は国内外のバランスを考慮し行う方針を示した。
本日の指標は、16:00に英・失業率、17:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:00に英・BOE政策金利&声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数が予定されている。日本は祝日で休場。英・BOE政策金利の発表に注目したい。