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米・雇用統計の結果に要注目か

米・雇用統計の結果に要注目か

米・雇用統計の結果に要注目か

2024.09.06

今後の主な経済指標

  1. 1 加・失業率
  2. 2 米・雇用統計

昨日の米国市場は、米供給管理協会(ISM)が8月の非製造業景況指数を発表。結果は市場予想(50.9)を上回り、51.5だった。2カ月連続で非製造業活動の拡大となり、消費や景気の底堅さを示唆することとなったものの、昨日の米ドルは最弱通貨となっている。発表後、ドル円は143.165から143.861まで上昇。ユーロドルは1.11052から1.10832まで下落。

オセアニア市場は、豪・統計局が7月の財(モノ)の貿易収支を発表。結果は市場予想(50億豪ドル)を上回り、60億豪ドルの黒字だった。一方、豪・準備銀行(中央銀行)のブロック総裁は、「インフレの上振れリスクに引き続き警戒。CPIがいつまでも高止まりなら雇用目標は達成できない」と発言。金利緩和はまだ先との見解を示唆した。豪ドル円は貿易収支の発表後に96.766まで上昇したが、ブロック総裁の発言後は96.198まで下落した。

本日の指標は、15:00にハリファックス住宅価格、15:45に仏・鉱工業生産、18:00に欧・第2四半期GDP、21:30に加・失業率、米・雇用統計、24:00に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。米・雇用統計の結果に注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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