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2024.07.02
昨日の米国市場は、米供給管理協会(ISM)が6月の製造業景気指数を発表。結果は市場予想(49.1)を下回り、48.5だった。拡大・縮小の分岐点となる50を3ヶ月連続で下回った。設備投資などに必要な借り入れがしにくい高金利環境が続き、製造業では「不況」の水準が長期化している。しかし発表後、ドル円は160.941から161.416まで上昇。ユーロドルは1.07693から1.07285まで下落と、ドル買いの流れとなった。
欧州市場は、欧・S&Pグローバルがユーロ圏の製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表。結果は5月の47.3から低下し、45.8だった。また、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は「インフレの不透明性評価に時間が必要」と発言。インフレの脅威が過ぎ去った十分な証拠をまだ得ていないとした。ユーロドルは窓開けスタートとなっているが、まだ窓は埋めていない状況。
本日の指標は、10:30に豪・RBA議事録公表、18:00に欧・消費者物価指数、22:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、米・パウエルFRB議長の発言、23:00に米・JOLTS求人が予定されている。米・パウエルFRB議長が利下げの時期について言及するか注視したい。