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2024.06.07
昨日の米国市場は、米商務省が貿易赤字を発表。結果は前月比8.7%増の745億5,800万ドル(約11兆6,000億円)だった。輸入の伸びが輸出を上回り、赤字幅は2カ月ぶりに拡大した。また、米・新規失業保険申請件数も発表され、エコノミスト予想(22万件)を上回り22.9万件となった。ドル円は155.860から156.341まで上昇したものの、その後は下落し、日足は陰線で終えている。
欧州市場は、欧州中央銀行(ECB)が予定通り政策金利を0.25%引き下げ、主要政策金利は4.25%とした。利下げは2019年9月以来、4年9カ月ぶり。ラガルドECB総裁は「物価上昇圧力が弱まった。製造業は安定化の兆しを示し、経済は引き続き回復している」と発言。ウクライナ情勢により加速したインフレが中期的に落ち着くとみて、金融引き締めの度合いを緩めるのが適切と判断した。ユーロドルは1.08631から1.08943まで上昇。
本日の指標は、10:10頃に日・日銀国債買い入れオペ、15:00に独・鉱工業生産、18:00に欧・第1四半期GDP、21:30に加・失業率、米・雇用統計、25:00に米・クックFRB理事の発言が予定されている。米・雇用統計での急激な値動きに注意したい。