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米長期金利高止まり、欧州PMIと米ISMで方向感が出るか

米長期金利高止まり、欧州PMIと米ISMで方向感が出るか

米長期金利高止まり、欧州PMIと米ISMで方向感が出るか

2026.10.01

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今後の主な経済指標

  1. 1 欧州9月製造業PMI改定値
  2. 2 米9月ISM製造業景況指数

昨日の米国市場は、S&P500が0.25%安の7,651.54、NYダウが0.86%安の50,906.05となる一方、NASDAQは0.24%高の26,861.06とまちまちだった。米8月PCEデフレーターは前年比3.4%と市場予想を下回り、10月の追加利上げ確率は約37%まで低下したが、9月ADP雇用者数は9.0万人増と予想を上回った。4-6月期GDP確定値も年率2.2%へ上方修正されており、インフレ鈍化と景気の底堅さが同時に確認されている。米株では11業種中9業種が下落した一方、MicrosoftやApple、NVIDIAなど大型テクノロジー株がNASDAQを支えた。

欧州市場は、STOXX600が0.50%安となり、9月では2.5%下落して6カ月ぶりの月間安となった。ドイツ9月CPIは前年比3.3%と2023年12月以来の高い伸びとなり、フランスやイタリアでも物価上昇が加速。エネルギー価格を起点としたインフレへの警戒に加え、世界的な長期金利上昇も株式市場の重しとなっている。一方、インフレ加速はECBの追加利上げ観測を高める要因でもあり、欧州株では景気の底堅さと金利上昇によるバリュエーション圧迫のどちらが優勢になるかが焦点となる。

本日の指標は、16:50にフランス、16:55にドイツ、17:00にユーロ圏の9月製造業PMI改定値、17:30に英国9月製造業PMI改定値、18:00にユーロ圏8月失業率が予定されている。NY時間では21:30に米新規失業保険申請件数、22:45に米9月製造業PMI改定値、23:00に米9月ISM製造業景況指数が発表される。ISMは55.0と前回54.6から改善予想であり、強い結果となれば高水準の米長期金利がさらに上昇し、金利感応度の高い成長株の重しとなるかどうかを見極めたい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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