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米長期金利は高水準、PCEを前に株式市場は慎重姿勢

米長期金利は高水準、PCEを前に株式市場は慎重姿勢

米長期金利は高水準、PCEを前に株式市場は慎重姿勢

2026.09.30

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今後の主な経済指標

  1. 1 独9月消費者物価指数
  2. 2 米8月PCEデフレーター

前営業日の米国株式市場は続落し、S&P500は0.17%安、NASDAQは0.08%安、NYダウは0.26%安となった。米10年債利回りは一時5.293%、30年債利回りは5.6206%まで上昇し、それぞれ2007年、2002年以来の高水準を記録した。高い借入コストが株式市場の重しとなった一方、Metaは3.3%上昇するなどAI関連の一部銘柄には買いが入り、金利上昇の影響は業種や銘柄によって差がみられた。

本日のアジア市場では、日本を除くアジア太平洋株指数が小幅高、日経平均も上昇しており、前日の米株安に対して底堅い動きとなっている。一方、米10年債利回りは5.24%前後と高水準を維持し、世界の債券市場は9月を大幅安で終える見通し。原油価格は前日に中東からの供給回復を背景に下落したものの、本日はBrentが103ドル台へ反発しており、インフレと金利への警戒は完全には後退していない。

本日は欧州で英国4-6月期GDP改定値やドイツ9月CPI速報値が発表されるほか、米国ではADP雇用統計、PCEデフレーター、個人所得・個人消費など重要指標が集中する。特にコアPCEは前月比0.3%増が予想されており、物価圧力の強さが確認されれば長期金利が再び上昇する可能性がある。反対に弱い結果となれば、前日まで続いた債券売りが巻き戻され、ハイテク株を中心に買い戻しが入るかを確認したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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