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原油と米金利が同時上昇、アジア株は軟調な展開

原油と米金利が同時上昇、アジア株は軟調な展開

原油と米金利が同時上昇、アジア株は軟調な展開

2026.09.29

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今後の主な経済指標

  1. 1 豪準備銀行政策金利
  2. 2 米8月JOLTS求人件数

前営業日の米国株式市場は全面安となり、S&P500は0.77%安、NASDAQは0.92%安、NYダウは0.67%安となった。原油価格の上昇によってインフレ懸念が強まり、米国債利回りも上昇したことが株価の重しとなった。S&P500は8月20日以来の大きな下落率となり、値下がり銘柄が値上がり銘柄を大幅に上回った。一方、NVIDIAは1,500億ドルの自社株買い枠拡大を発表して上昇し、高金利への警戒が強いなかでもAI関連の一部銘柄には買いがみられた。

米10年債利回りは一時5.27%超まで上昇し、世界的な債券売りが続いている。Brent原油も106ドル台へ上昇し、原油高と金利上昇が同時進行する厳しい環境となっている。アジア株は総じて軟調で、日本や韓国、豪州の債券市場でも金利上昇圧力が強まっている。中国では米国によるデータセンター向け中国製部品の規制懸念もテクノロジー株の重しとなっており、株式市場では地域・業種ごとの選別が強まりそうだ。

本日は豪準備銀行が政策金利を4.60%へ引き上げるとの予想が強く、決定内容が豪州株や債券市場に影響する可能性がある。米国ではケース・シラー住宅価格指数、消費者信頼感指数、JOLTS求人件数が発表予定。特にJOLTSはFRBが注視する労働需給を確認する材料となる。米指標が強ければ10年債利回りの上昇が続き、ハイテク株を中心に株式市場の重しとなる可能性があるため、債券と株価の連動を確認したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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