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2025.08.15
昨日の米国市場は、米労働省労働統計局(BLS)が7月の卸売物価指数(PPI)を発表。結果は前月比0.9%上昇し、市場予想の0.2%を大幅に上回った。サービスと財の価格が共に急騰し、約3年ぶりの大幅上昇となった。インフレ加速の可能性が示唆され、FRBは金融政策運営で難しい判断を迫られる見通し。この結果を受け、大幅利下げ観測が後退し、ドルの買い戻しが進んだ。ドル円は147.964まで上昇した。
欧州市場は、英・国立統計局(ONS)が第2四半期GDPを発表。結果は前期比0.3%増と市場予想の0.1%を上回ったが、第1四半期の0.7%増からは減速した。一方、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が「来月の大幅利下げは適切でない」「0.50%利下げは不要な緊急性を示す」と発言したことで、大幅利下げ観測が後退。ドルの買い戻しが優勢となり、ポンドドルは1.35206まで下落した。
本日の指標は、8:50に日・第2四半期GDP【速報値】、21:30に米・小売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】が予定されている。米露首脳会談を控えた相場の値動きに注意したい。