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日米関税交渉の内容にも注目か

日米関税交渉の内容にも注目か

日米関税交渉の内容にも注目か

2025.04.17

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今後の主な経済指標

  1. 1 欧・ECB政策金利
  2. 2 豪・失業率

昨日の米国市場は、商務省が3月の小売売上高を発表。結果は市場予想(1.3%増)を上回り前月比1.4%増と、2023年1月以来の大幅な伸びを記録した。自動車の駆け込み需要が寄与した。一方、パウエルFRB議長が講演で、米経済成長の減速を指摘。トランプ大統領の関税政策が一時的ながらインフレを押し上げる可能性に言及した。

欧州市場は、英・国立統計局が3月の消費者物価指数(CPI)を発表。結果は市場予想(2.7%)を下回り前年比2.6%と、2月の2.8%から鈍化し、3カ月ぶりの低水準となった。また、4月以降は公共料金の値上げや増税によりインフレ加速の懸念がある。発表後はユーロポンド買いが進み、ユーロドルは1.13919まで上昇。ユーロは底堅さを維持している。一方、中国は米政権が敬意を示すなら交渉に応じるとの一部報道を受け、ポンド円が約90pips上昇した場面もあった。

本日の指標は、10:30に豪・失業率、日・中川日銀審議委員の発言、21:15に欧・ECB政策金利&声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見が予定されている。本日行われる日米関税交渉の内容にも注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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