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日米首脳会談での発言内容にも注目か

日米首脳会談での発言内容にも注目か

日米首脳会談での発言内容にも注目か

2025.02.07

今後の主な経済指標

  1. 1 米・雇用統計
  2. 2 加・失業率

昨日の米国市場は、米労働省が2月1日までの1週間の新規失業保険申請件数を発表。結果は市場予想(21万3000件)を上回る悪化となり、前週比1万1000件増の21万9000件だった。予想以上の悪化を受け、米10年債利回りは4.42%付近へ低下。さらに、田村直樹日銀審議委員の「追加利上げの時期が早まる」との発言も重なり、円高推移が継続。ドル円は連日安値を更新している。

欧州市場は、イングランド銀行(BOE)が政策金利を0.25%引き下げ、4.5%とすると発表。利下げは2024年11月以来2会合ぶりで、2023年5月以来の水準となる。インフレ鈍化を背景に金融引き締めを緩和する判断を下した。金融政策委員会(MPC)では9人中7人が0.25%の利下げを支持し、2人は0.5%の利下げを主張。声明では「十分なインフレ解消の進展が利下げを可能にした」との認識が示された。

本日の指標は、16:00に独・鉱工業生産、22:30に加・失業率、米・雇用統計、24:00に米・ミシガン大学消費者信頼感指数、26:00に米・クーグラーFRB理事の発言が予定されている。米・雇用統計だけでなく、日米首脳会談での発言内容にも注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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