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英・BOE政策金利が引き下げられるか注目か

英・BOE政策金利が引き下げられるか注目か

英・BOE政策金利が引き下げられるか注目か

2025.02.06

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今後の主な経済指標

  1. 1 英・BOE政策金利
  2. 2 米・新規失業保険申請件数

昨日の米国市場は、米ADPが1月の全米雇用報告を発表。民間部門雇用者数の結果は市場予想(15万人)を上回り、18万3000人増加した。その後、米サプライマネジメント協会(ISM)が1月の非製造業景況感指数を発表。結果は市場予想(54.3)を下回り52.8と、前月比1.2ポイント低下となった。関税による供給網の負担や天候要因が影響し、景況感の悪化が懸念された。この結果を受け、ドル円は安値を更新。日足は一目均衡表の雲を下抜け、大陰線となった。

アジア市場は、日・厚生労働省が昨年12月の毎月勤労統計調査を発表。実質賃金の結果は前年同月比0.6%増となり、2カ月連続のプラスを記録。この結果を受け、日銀の追加利上げ観測が強まり、円買いが優勢となった。また、赤沢経済再生相が「足もとはインフレの状態 という認識、植田総裁と齟齬ない」と発言したこともあり、円買いに拍車がかかっている。

本日の指標は、9:30に豪・貿易収支、10:30に日・田村日銀審議委員の発言、18:30に英・建設業PMI、21:00に英・BOE政策金利&声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数が予定されている。英・BOE政策金利が引き下げられるか注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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