XS.com Trade the Global Markets
with a Trusted Broker

円売りの流れが継続するか注目か

円売りの流れが継続するか注目か

円売りの流れが継続するか注目か

2024.11.19

今後の主な経済指標

  1. 1 豪・RBA議事録公表
  2. 2 英・ベイリーBOE総裁の発言

昨日の米国市場は、全米住宅建設業者協会(NAHB)が11月の住宅建設業者指数を発表。結果は46と、10月の43から上昇し、7カ月ぶりの高水準を記録した。現在の販売状況や向こう6カ月間の販売予測指数も改善し、特に販売予測は2022年4月以来の高水準。共和党が米大統領選で勝利し、議会過半数を占めたことで、規制緩和への期待が高まり住宅建設への追い風となっている。

アジア市場は、日・日銀の植田和男総裁は記者会見で発言。金融政策について「各会合でデータを点検し適切な政策を行う」と従来方針を強調した。12月会合での利上げについては否定せず、経済や物価の動向次第と述べた。また、円安による物価上振れの可能性についても為替の背景要因を分析し判断すると説明。2%の物価目標達成に「前進がみられる」とし、賃金上昇やその波及効果を評価しました。海外経済や金融市場の動向も注視すると述べている。

本日の指標は、9:30に豪・RBA議事録公表、19:00に欧・消費者物価指数、英・ベイリーBOE総裁の発言、22:30に加・消費者物価指数、米・住宅着工件数、27:10に米・シュミッド:カンザスシティ連銀総裁の発言が予定されている。円売りの流れが継続するか注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

report