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米・消費者物価指数の結果に注目か

米・消費者物価指数の結果に注目か

米・消費者物価指数の結果に注目か

2024.11.13

今後の主な経済指標

  1. 1 米・消費者物価指数
  2. 2 豪・ブロックRBA総裁の発言

昨日の米国市場は、リッチモンド連銀のバーキン総裁が発言。先週FRBが0.25%の利下げに踏み切ったことに関して、「強い消費と生産性の高い労働力を背景に米経済は良好な状態にある」と評価した。今後のFRBの政策は企業行動次第で、大統領選が終了した今、企業が楽観的になるか景気後退に備えるかが鍵と述べ、地政学的要因のリスクにも対応できると強調。インフレや労働市場の状況次第でFRBが適切に対応するとの姿勢を示した。

欧州市場は、英・国立統計局(ONS)が7-9月期の賃金上昇率を発表。結果は市場予想と一致し、前年同期比4.8%と約2年ぶりの低い伸びとなった。一方、7-9月のILO失業率は市場予想(4.1%)を上回り4.3%と、前回の4.0%も上回った。この結果を受け、インフレ圧力の低下が継続するとの見方が中銀内で強まる可能性がある。発表後、ポンドドルは1.28307から1.28038まで下落。ポンドの下落を誘発する結果となった。

本日の指標は、8:50に日・国内企業物価指数9:30に豪・第3四半期賃金コスト指数、22:30に米・消費者物価指数、翌8:00に豪・ブロックRBA総裁の発言が予定されている。米・消費者物価指数の結果に注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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