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英・失業率の結果に注目か

英・失業率の結果に注目か

英・失業率の結果に注目か

2024.11.12

今後の主な経済指標

  1. 1 英・失業率
  2. 2 米・ウォラーFRB理事の発言

昨日の米国市場は祝日で休場の中、ビットコイン/米ドルは上昇の勢いが止まらず、8万8,000ドルを突破。連日最高値を更新しており、日足は7日連続の陽線となった。次期米大統領のトランプがデジタル資産を受け入れていることに加え、仮想通貨に理解のある議員が米議会に多数派を占める見通しとなったことが追い風となっている。一方、金/米ドルの日足は大きな陰線で終えている。

アジア市場は、日本銀行は10月の金融政策決定会合の「主な意見」を公表。利上げ判断について「時間的余裕」という表現を今後使わない方針が示された。委員からは、米国経済の不透明感が低下し、緩やかな利上げのペースを維持する中で、大統領選後の情勢を見極める必要性も指摘された。また、実質賃金上昇や人手不足から賃上げの継続が期待される一方、中小企業経営者から為替の影響を懸念する意見も多く出たことが明らかになった。

本日の指標は、8:30に豪・ウエストパック消費者信頼感指数、16:00に英・失業率、19:00に独・ZEW景況感調査、24:00に米・ウォラーFRB理事の発言、24:15に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言が予定されている。英・失業率の結果に注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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