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2024.11.08
昨日の米国市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が定例会合で、主要政策金利を0.25ポイント引き下げることを決定した。FRBのパウエル議長は記者会見で、今回の利下げにより「経済と労働市場の強さを維持し、インフレのさらなる鈍化が可能になる」と述べた。また、大統領選で勝利したトランプ氏に求められても辞任しない意向を表明し、大統領選結果が金融政策に影響しないと強調した。
欧州市場は、英・中央銀行(イングランド銀行)が政策金利を0.25%引き下げて4.75%にすることを発表。これは2会合ぶりの利下げで、物価上昇が鈍化し、目標の2%を下回る水準まで低下したことを背景としている。金融政策委員会では8人が賛成、1人が据え置きを主張した。ベイリー総裁は、金利が今後「緩やかに」低下する可能性を示し、また、米大統領選で再選されたトランプ前大統領について「世界経済の分断に注視が必要」と述べた。
本日の指標は、16:45に仏・貿易収支、21:15に英・ピルMPC理事の発言、22:30に加・失業率、24:00に米・ミシガン大学消費者信頼感指数、25:00に米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。ドル売りの流れが継続するか注目したい。