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米・大統領選挙を控えた値動きに注目か

米・大統領選挙を控えた値動きに注目か

米・大統領選挙を控えた値動きに注目か

2024.11.05

今後の主な経済指標

  1. 1 豪・RBA政策金利
  2. 2 米・ISM非製造業景況指数

昨日の米国市場は、米商務省が9月の製造業新規受注指数を発表。結果は市場予想と一致し、前月比0.5%減と2カ月連続で減少。第3四半期の企業設備投資が後退している可能性が示された。一方、9月の耐久財受注改定値は前月比0.7%減と速報値より改善。輸送用機器を除く耐久財受注は前月比0.5%増に上方修正され、8月の0.6%増から伸びが鈍化した。ドル円は窓開けスタートとなったが、窓埋めには至っていない。

欧州市場は、S&Pグローバルが10月の欧・製造業PMIを発表。結果は46.0と需要減少が緩和され、前月の45.0から改善した。好不況の分かれ目である50を28カ月連続で下回っている。一方、独の10月製造業PMIは43.0と、9月の1年ぶりの低水準である40.6から上昇し、7月以来の高水準となっている。発表後、ユーロドルは上昇し、1日(金)の高値を更新した。

本日の指標は、12:30に豪・RBA政策金利&声明発表、13:30に豪・ブロックRBA総裁の記者会見、22:30に米・貿易収支、24:00に米・ISM非製造業景況指数、翌6:45にNZ・第3四半期失業率が予定されている。米・大統領選挙を控えた値動きに注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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